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 お隣の半島の南端のお国。あちらが東京都知事選の当選者が気に入らないからといって非難しているそうだ。まあ、他国に文句を言われる筋合いもないので放っておけばいいんだけれども。それに、都知事が嫌いな自分としては「隣国から非難される都知事はやめろ」という声が大きくなるのは決しておいしくない話ではないんだけれども。それでも敢えて言おう。あの国は偏見と自己の正当化のために偏った見解しか示せない。
 まず、都知事選は第一に震災の影響だ。0からスタートする新人よりも現職のほうが勝ちやすいのは道理。選挙活動も自粛気味では意見を訴える場も限られた。そういう方向に誘導したのは現職で、都民やメディア等もそれに乗っかってしまったのは別の問題ではある。
 隣国は「日本人の右翼主義の高まりによって極右主義者が勝利した」と報道したらしい。まず、これがダウト。日本ほど左傾化した国は珍しい。日本で右翼と呼ばれている人の何割かは中道右派程度だろう。基準点が左に寄っているので、中道が右寄りに感じられる。そして、都知事は極右主義者であるかどうか。これも疑わしい。多少排外的な発言も目立つが、どちらかといえばあの年代にありがちな共産主義的主張が散見される。「日本人のアイデンティティは我欲」と無根拠に叫んでいるのも、資本主義的には感じられないし、右というよりは左だろう。むしろ日本人は東京都のマルクス主義化、共産化こそ心配するべきだ。いずれにしろ、左右という区分は適当ではない。さまざまな主張の中で自分の好みに合うものを選択しているだけだろう。
 かように、日本や都知事の言動をある程度理解したうえで、簡単な分析を行えば簡単に日本の右傾化や都知事が極右という主張が間違いだということがわかる。そもそも、今回の選挙ではどれだけの人が都知事の意見に賛同しているのか疑問。「日本人のアイデンティティは我欲」という言葉に賛同している者がどれだけいるのだろうか。そして、賛同するならばどうしたいのか。利益の追求は資本主義の根本であり、それを否定するならば社会や政治制度の枠組みから否定せざるを得ないのだが、そこまでの理解があるのか。そして、我欲の弊害はなんなのか。はっきり理解して都知事に投票しているのならばいいが、精々「作家先生は頭がいいんだろう」「現職だから安心」くらいの理由だろう。天罰発言など、感情論を撒き散らしていることに目を背けて無思慮に選んでいるだけだ。
 隣国は、日本をとにかく右翼主義、軍国主義の国と決め付けたいようだ。そこにどんな思惑があるのかは理解できないし、したいとも思わない。しかし、自分たちの好む推論をして悦に入っているだけの国であるということは、日本人や日本政府はよく把握しておく必要があるだろう。
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